阪神・淡路大震災は、戦後最大の震災です。
1995年(平成7年)1月17日未明に、淡路島北部を震源地として発生しました。
阪神・淡路大震災は淡路島をはじめとする兵庫県に大きな被害をもたらし、神戸市街地を壊滅状態に追いやったのです。
被害はなかったものの、阪神・淡路大震災の揺れは広範囲に及びました。
日本で観測史上、初めて震度7が観測された地震であり、復旧までには長い年月を必要としました。
阪神・淡路大震災での死者は6434人にのぼり、負傷者は4万人を超えています。
電気・ガス・水道などのライフラインが寸断され、都市部での地震対策を語るうえでの多くの問題点を提起したともいえます。
幸いなことに、阪神・淡路大震災の発生が夜明け前であったことから、死亡者数も6434人ですんだとの見解もあります。
もし昼間に発生したと仮定すると、その被害は計り知れないものとなったでしょう。
阪神・淡路大震災の教訓から、ライフラインの早期復旧など行政の対策が注目されるようになりました。
また国民の防災意識も高まり、避難訓練でも地震を想定したものが行われるようになっています。
多くの人命が失われたことで、さまざまな問題点を見直すきっかけになったともいえます。