震災の施設の最近のブログ記事

震災記念館

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震災記念館は、震災で命を落とされた方の冥福を祈るとともに、震災の怖さを次世代に伝えていく役割を担っています。
震災直後は被害状況などが克明に報道されますが、それもだんだんと少なくなっていきます。
復興の様子などが報道されることは、ほとんどないといっていいでしょう。
震災のときのことを、思い出したくないという被災者の人もいるでしょう。
しかし、被災者でない人が震災の状況などを感じるには、震災記念館を訪れるしかないのです。
観光コースの多くに入っているのは、そのためでしょう。
被災者のなかでも、震災のときの状態を忘れないために、震災記念館を訪れる人もいます。
震災記念館には、いろいろな意味合いがあるのです。
とくに震災後に生まれた子供たちや、震災時に幼児であれば震災のことは知りません。
自分の生まれたところで、そんな大きな出来事があり、親たちによって復興されたということを知らないのです。
震災記念館は、子供たちに現在の生活があるのは、被災者である親たちが頑張ったからだということを認識させる機会になるのです。
次の世代に震災のことを伝え、自分がその立場になったときのことを考える。
それこそが、震災記念館の最も大きな役割だといえるでしょう。

震災記念公園

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震災記念公園は、震災モニュメントのひとつです。
普通の公園と異なるのは、震災被害を伝えるものが必ず含まれています。
なかでも北淡町震災記念公園には、野島断層がありのままに保存され、展示されています。
オープンは平成16年12月1日で、震災体験館の一部です。
北淡町震災記念公園で展示されている活断層は、阪神・淡路大震災の一端を担ったともいわれています。
震災記念公園の保存館に展示されている震災の爪あとを見るにつけ、阪神・淡路大震災がいかに大きな被害をもたらしたのかが実感できるといえるでしょう。
また震災記念公園の活断層では、もとからあった断層がずれているのも確認できます。
震災記念公園では、地面が掘り下げられて保存されている部分もあります。
地下の状態も観察することができ、地震の様子などの一部分を垣間見ることができます。
140メートルにわたる断層を、震災のときのまま保存することは容易なことではありません。
しかし、震災記念公園で断層などを目の当たりにすることにより、地震の恐ろしさを知ることができます。
実際に被害に遭わなければ、地震の恐ろしさはわかりません。
でも地震の実態を知ることで、被災地などへの支援の気持ちも芽生えるのではないでしょうか。

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