震災の施設: 2008年3月アーカイブ

震災記念館

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震災記念館は、震災で命を落とされた方の冥福を祈るとともに、震災の怖さを次世代に伝えていく役割を担っています。
震災直後は被害状況などが克明に報道されますが、それもだんだんと少なくなっていきます。
復興の様子などが報道されることは、ほとんどないといっていいでしょう。
震災のときのことを、思い出したくないという被災者の人もいるでしょう。
しかし、被災者でない人が震災の状況などを感じるには、震災記念館を訪れるしかないのです。
観光コースの多くに入っているのは、そのためでしょう。
被災者のなかでも、震災のときの状態を忘れないために、震災記念館を訪れる人もいます。
震災記念館には、いろいろな意味合いがあるのです。
とくに震災後に生まれた子供たちや、震災時に幼児であれば震災のことは知りません。
自分の生まれたところで、そんな大きな出来事があり、親たちによって復興されたということを知らないのです。
震災記念館は、子供たちに現在の生活があるのは、被災者である親たちが頑張ったからだということを認識させる機会になるのです。
次の世代に震災のことを伝え、自分がその立場になったときのことを考える。
それこそが、震災記念館の最も大きな役割だといえるでしょう。

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