is: 2007年11月アーカイブ

震災予防協会

| | トラックバック(0)

震災予防協会は、1941年に設立されました。
震災予防協会の目的は、震災予防の方法を研究し、その実施と普及を図ることです。
当初は単独で活動を行ってきましたが、1984年に日本地震工学振興会と合体して活動を行うようになりました。
この合体は、寄付行為を大幅に改訂したためと、地震工学と国際交流発展のためです。
2つの組織の合体により、震災予防協会は地震学・火山学振興部会と、地震工学振興会の部会で構成されるようになりました。
1988年8月に東京と京都で行われた「世界地震工学会議」では、震災予防協会が中央事務局として主導権を握って開催を行いました。
震災予防協会は、目的を達成するために、多くの事業を行っています。
最も大きな活動は、地震や火山活動による災害予防にかんする講演会の開催です。
また地震学・火山学・地震工学にかんするデータベースの更新や、情報の提供なども震災予防協会の重要な活動です。
震災予防協会には、だれでも入会できます。
所属を希望する部会名を記入し、年会費を添えて申し込みます。
個人でも法人でも入会はできるので、防災を考える人は入会を検討してみてはどうでしょう。
また、寄付なども随時、受け付けています。

震災住宅

| | トラックバック(0)

震災住宅は、被災したものの全壊にはいたらなかった住宅をさします。
このような震災住宅は、修繕して住み続ける人が多いです。
全壊してしまえば、建て替えるしか方法はありません。
しかし半壊や、少し手を加えれば使える震災住宅は、修繕して住むという考えが少なくありません。
震災住宅の修繕と補修は、所有者の経済的な負担を軽くする意味合いもあります。
また、町並み保存の観点もあり、できるかぎり震災住宅の補修を行おうという運動もあります。
国や自治体でも、耐震改修のために補助制度を充実させようとの方向に傾いています。
工務店業界もこれを受けて、耐震改修の技術の研究を行っています。
震災住宅の改修について、問題点がないわけではありません。
まず、耐震改修の明確な指針がないことです。
そのときの最善の技術と所有者側の予算の両方を考慮して、最善の対処をするのが工務店の立場だと思われます。
ただ耐震改修を進めるうえで、最低限の指針が整っていれば、工務店も安心して耐震工事の話が進められるのではないでしょうか。
耐震補強において、重要なのはねじれた建物のバランスを整えることです。
そのため、壁全体の強度を上げなければならない場合もあります。

震災記念公園

| | トラックバック(0)

震災記念公園は、震災モニュメントのひとつです。
普通の公園と異なるのは、震災被害を伝えるものが必ず含まれています。
なかでも北淡町震災記念公園には、野島断層がありのままに保存され、展示されています。
オープンは平成16年12月1日で、震災体験館の一部です。
北淡町震災記念公園で展示されている活断層は、阪神・淡路大震災の一端を担ったともいわれています。
震災記念公園の保存館に展示されている震災の爪あとを見るにつけ、阪神・淡路大震災がいかに大きな被害をもたらしたのかが実感できるといえるでしょう。
また震災記念公園の活断層では、もとからあった断層がずれているのも確認できます。
震災記念公園では、地面が掘り下げられて保存されている部分もあります。
地下の状態も観察することができ、地震の様子などの一部分を垣間見ることができます。
140メートルにわたる断層を、震災のときのまま保存することは容易なことではありません。
しかし、震災記念公園で断層などを目の当たりにすることにより、地震の恐ろしさを知ることができます。
実際に被害に遭わなければ、地震の恐ろしさはわかりません。
でも地震の実態を知ることで、被災地などへの支援の気持ちも芽生えるのではないでしょうか。

このアーカイブについて

このページには、is2007年11月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはis: 2007年10月です。

次のアーカイブはis: 2007年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1