is: 2007年10月アーカイブ

震災センター

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震災センターは、1995年4月に設置されました。
震災センターを提唱したのは、日本科学者会議兵庫県支部と兵庫県労働運動総合研究所です。
発端となったのは、阪神・淡路大震災です。
都市部を襲った大型地震は、震災における多くの問題を浮き彫りにしました。
震災センターでは早急に解決しなければならない問題に取り組むだけではありません。
長期的な視点から地震を調査し、研究していくことも震災センターの目的となっています。
地震にかんする調査に、火山活動による被害は無関係ではありません。
そのため震災センターでは、雲仙・普賢岳災害の現地視察なども行いました。
また、市民の力による震災からの復興を目指すため、学習会などの講師の斡旋も行っています。
震災センターが発刊した書籍も、少なくありません。
多くが住民を中心とした、震災からの復興への提起です。
住民の防災意識を高めるとともに、万が一の場合は「自分たちでやらなければ」という思いを喚起する役割を担います。
シンポジウムも開かれており、具体的な復興への取り組みなどを紹介しています。
震災センターでは、震災を過去のものとしていません。
今後も、多くの課題に取り組んでいくことでしょう。

震災報道

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震災報道の最初は、ニュース速報からはじまります。
震度1~3程度であれば、テレビ画面の上にテロップが流れておしまいといったケースが多いようです。
中型地震になり、ある程度の被害がでると、まず速報で震災報道をします。
被害状況などがテレビ局に集まったところで、一斉に報道センターからの震災報道が始まります。
震災報道では、まず震源地と各地の震度がでてきます。
その後、負傷者や行方不明者、死者などの概数が伝えられ、倒壊家屋などの状況は最後になります。
震災報道の第一報では、おおよその情報しか把握できていません。
その後、随時、入ってくる情報によって、夕方や夜のニュース番組で震災報道がされていきます。
阪神・淡路大震災や、新潟・中越地震のように大規模な震災では、特別番組が組まれます。
情報量が多く、行方不明者の判明などの状況が刻々と変わるからです。
新聞での震災報道では、死者や負傷者の名が挙げられます。
すでに死亡が確認されている遺体でも、報道上は身元が判明するまでは「行方不明者」としてカウントされます。
行方不明者がゼロになり、震災の被害状況が完全に把握できたところで報道自体が収束をしていきます。
そうなれば定時ニュースで、状況を報告するにとどまります。

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