震災の帯

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震災の帯は、活断層の部分にみられます。
大規模な地震では、大きな震度は帯状に出現します。
これは硬い岩盤層の上に、緩い地盤が帯状に堆積することが原因です。
これを一般的に「震災の帯」と呼びます。
震災の帯は、活断層のある場所では一般的にみられます。
震災の帯の状態によって、被害の状況が異なります。
ありていにいえば、震災の帯の上が、最も被害が大きいといえるでしょう。
地面は、地層の重なり合いで形成されています。
地層は帯状に堆積するので、このような震災の帯が生まれるのです。
微細な地震で、日本の地層は徐々に変動していきます。
そのため、新たな震災の帯ができることは否定できません。
また、地下のマグマの活動によっても、地層の変動は見られます。
こうした地層の変化を随時、観測しておくことも、地震を研究するうえでは非常に大切なことになります。
地震は、予測も予知もできません。
ただ、これらの地層の変動を知っておくことで、その場所に地震が起こったときに避難場所をどこに設定すればいいかがわかってきます。
避難場所を震災の帯から外すことで、余震などによる二次災害を逃れることもできます。
地殻は刻々と変わるので、その都度、地層の状態を確認しておくことも必要です。

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このページは、isが2008年3月21日 16:31に書いたブログ記事です。

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