is: 2007年9月アーカイブ

震災列島

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震災列島といわれる日本では、全国の各地で毎日のように地震が起きています。
地震は、火山活動と無縁ではありません。
桜島などいくつかの活火山と、富士山という最大の休火山をもつ日本列島は、マグマの上に位置するといってもいいでしょう。
震災列島との異名があるのも、無理からぬことでしょう。
震災列島といわれるわりに、人々の防災意識はあまり高いとはいえません。
しかし阪神・淡路大震災や新潟・中越地震を機に、少しずつ防災意識が高まっています。
震災列島のなかでも、特に地震がおきやすい地域があります。
やはり活火山の近くで、有感地震も頻繁に起きています。
こうした地域では、地震だけでなく火山噴火への備えも必要であるため、震災列島のなかでも防災意識は高いといえます。
逆に、年間を通じて災害の少ない地域では、防災意識は薄くなります。
震災列島の中心である富士山が万が一、噴火でも起こしたら、日本全国にどのくらいの被害がでるかは予測できません。
そう考えれば、全国的に防災意識を高めることが必要といえます。
富士山の噴火は仮定の話ですが、休火山であるため、いつ噴火してもおかしくはないのです。
そのため、気象庁も富士山のマグマの状態には注意をはらっています。

震災記録

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震災記録は、今後の防災を考えるうえでの重要な資料です。
最も古い公的な震災記録は、関東大震災になります。
関東大震災における震災記録の報告書は2通しかなく、おおよその被害状況を伝えるものにすぎません。
当時は地震の仕組みもわかっておらず、詳しい震災記録も作成できなかったものと思われます。
震災記録には、震災時から復興までに、どのような経緯をたどったかを記録しておく必要があります。
特に、避難所生活における震災記録は重要なものといっていいでしょう。
被災時期や被災者数、被災地の地域的状況などを過去の資料から拾い出し、必要な物資などを予想することができます。
被害状況が同じでも、夏と冬では必要なものは異なります。
しかし、震災記録を比較することで、そのときに何が役に立ったか、不足していたものは何かを知ることができるのです。
また、震災後の地下の状態も、今後の地震予測に役立つと思われます。
地震によって、地殻の変動があります。
地震で、新たな活断層ができることもあります。
どんなに小さな地震でも、記録をしていくことでほかの地震との関連性が見えてくることもあるのです。
報道されるのは有感地震のみですが、記録においてはすべての地震を対象とすべきでしょう。

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