is: 2008年1月アーカイブ

新潟県中越地震

| | トラックバック(2)

新潟県中越地震は、2004年10月23日に発生しました。
阪神・淡路大震災に次ぐ、平成における大震災の一つです。
新潟県中越地震の大きな特徴は、震源地が地下20キロと非常に浅かったことです。
そのため、余震も震度6といった大きなものが何度も観測されています。
また、新潟県中越地震では、2ヶ月以上にわたって大きな余震が発生しています。
これも震源地が非常に浅かったためと言われています。
新潟県中越地震での死者は68人、負傷者は4805人というデータがでています。
これは阪神・淡路大震災の教訓を基に、震災に備えた街づくりを進めた結果ともいわれています。
さらに新潟県は、日本でも有数の豪雪地帯です。
この豪雪に耐えうる頑丈な家屋が多かったこと、山間部で人口の密集がなかったことなどが、被害の少なさの要因だともいえます。
逆に、新潟県中越地震では山間部ゆえの問題点を提起しました。
もともと、この地域では水害の被害も少なくありませんでした。
新潟県中越地震が起こった年は、多くの台風が上陸し、降雨によって地盤がかなり緩んでいました。
それが新潟県中越地震が引き金となり、土砂崩れや地すべりなどの被害をもたらしたものと考えられます。

震災モニュメント

| | トラックバック(0)

震災モニュメントは、さまざまな形で被災地にあります。
全国的に有名なのは神戸のルミナリエでしょうか。
阪神・淡路大震災の復興後、震災モニュメントとしてはじまりました。
今ではすっかり神戸の風物詩となり、デートコースや観光コースとなっています。
阪神・淡路大震災から10年以上が経過し、あれだけの被害をだした震災も人々の記憶の片隅に追いやられつつあります。
しかし、実際に被災し、家族を失った人々には忘れられない出来事なのです。
震災モニュメントの神戸ルミナリエは、震災復興の象徴として始まったことを忘れてはいけません。
特に神戸には、多くの震災モニュメントがあります。
慰霊碑をはじめ、お地蔵様、観音像、日時計など、形はさまざまです。
しかし、これらの震災モニュメントに込められた願いは、全部、同じものなのです。
震災被害者の冥福を祈り、震災被害の大きさを伝えていくことが、震災モニュメントの役割といえます。
「喉もと過ぎれば、熱さを忘れる」とのことわざがあります。
そうならないためにも、震災モニュメントは必要だといえるでしょう。
また大半の子供たちは震災の恐ろしさを知りません。
それを後世に伝えていくのも、震災モニュメントの役割だといえます。

震災体験

| | トラックバック(0)

震災体験は、学校の授業でも取り入られられています。
昔の避難訓練といえば、火災に対するものが主体でした。
社会情勢の変化に伴い、火災だけではなく不審者対策や震災対策なども盛り込まれるようになっています。
多くの学校では地震車を要請し、避難訓練の後で震災体験をさせることが多いようです。
震災体験では、震度6~7の大きな被害が出るような揺れを体感させます。
震災体験をした子供の多くが、「あらかじめ分かっていたので怖くなかったけど、いきなり地震がきたらびっくりすると思います」との感想を述べています。
子供の言うとおり、あらかじめ分かっていれば、それに対する心構えや備えなどもできます。
しかし、地震は規模も時期も予知することができません。
震災は、実際に被害に遭った人しか本当の恐ろしさは実感できません。
震災体験をすることで、少しでも地震の恐ろしさを知ることが重要なのです。
あれだけ多くの被害を出した阪神・淡路大震災でも、小学生は話として聞くだけで当時の惨状を知りません。
実際に子供たちに震災体験をさせることで、防災意識を高める必要があると思われます。
各地の震災センターでも、震災体験をすることができるので、訪れてみてはいかがでしょう。

震災廃棄物処理

| | トラックバック(0)

震災廃棄物処理は、復興にあたって避けて通れないものです。
震災廃棄物処理が終わらないことには、復興ははじまりません。
倒壊した建物や家具など、廃棄物の種類は多岐にわたります。
廃棄物処理場が被災地にあれば、そこはまったく機能しないことになります。
震災廃棄物処理は、被災地から最も近い処理場で行うほかありません。
大規模な地震の場合、被災地が広範囲にわたります。
この場合の震災廃棄物処理は、近県の自治体が連携をとりあってやっていくしかないでしょう。
特に、医療用廃棄物など、特別な処理を必要とするものもあります。
震災では多くの負傷者がでるため、医療用廃棄物の量も多いと考えられます。
震災廃棄物処理のなかでも、これらの特別な処理法が必要なものは、最優先で行わなければなりません。
問題は、処理場が被害を免れ、すぐにでも稼動できる状態かどうかにあります。
震災復興が早くに行われる背景には、これらの震災廃棄物処理の問題もからんでくるのです。
危険物を扱っている場所では、それらを早期に撤去し、処理する必要性があります。
そのためには、まず稼動できる産業廃棄物処理場を、少しでも多く確保することが最優先事項といってもいいでしょう。

このアーカイブについて

このページには、is2008年1月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはis: 2007年12月です。

次のアーカイブはis: 2008年2月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1